Canon 5Ds がやって来た。

 思い起こせば2015年2月だった。

 その頃、私はニコンの他にキヤノンのデジタル一眼レフを持っていて、EOS 5D mark3が発表になって急激に値を落としたEOS 5D mark2を購入していた。

 妙に勘の良い私は、「何かが来る!」と察知し、おそらく発表されるであろう5D mark4を購入すべく、EOS 5D mark2を売却してしまっていた。
 EOS 5D mark4発表の1週間前に機材の売却をするなど、この上なく絶好のタイミングで売却できたと思う。

 しかし、発表されたのはEOS 5Ds、5DsRという、5,060万画素のセンサーを搭載した、明らかにEOS 5D mark3の後継機種とは違う、また、当時すでにニコン D800Eを経てD810に移行していた私にとって、”今更”ローパスフィルター有りと無しを区別した、いわば現代の恐竜みたいカメラの発表だった。
 もちろん、キヤノンからしたらすでに第2世代に入ったニコンの高画素機を傍観しているだけにはいかないだろうし、ソニーも第2世代を出す噂が絶えない。その状況でキヤノンが出した答えが「とりあえず」のポストを埋めただけの機種にしても、第1世代感は否めない。

 しかも、50万円前後の値付けで、5D mark4と、5D mark4の発売で急激に値を下げるであろう5D mark3とで天秤にかけ、どちらかを購入しようと思っていたのに、「50万円だったらニコンD4s買うでしょ?!」的な値段では到底購入できないし、値段が下がると想定していた5D mark3は当然継続販売となり値段は全く下がることはなかった。

 となりと、ニコンとキヤノンでシチュエーションや気分で使い分けて撮影していたのが、結果、先走ってキヤノンのボディを粗忽にも売却しまって、急にニコンのカメラとレンズと、キヤノンのレンズだけという構成になってしまった。

 キヤノンのレンズには1年半という長い間、ボディがないという不憫な思いをさせてしまったが、とうとう私の元にキヤノン EOS 5Dsがやって来た。
 なんで5DsRではなく5Dsなのかというと、単純に予算の問題である。ただし、今日時点でヨドバシカメラは5Dsに454,140円の値段をつけているが、私の購入額は、

約260,000円である。


もちろん新品である。


その顛末は次回。

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