航空自衛隊 百里基地航空祭 2015

 平成27年の10月25日は航空自衛隊の航空祭が築城、岐阜、百里3カ所で行われることになりました。

 距離的に私が行けるのは岐阜か百里で、遠征するなら築城に遠征するよりは12月の那覇基地に行く方を考えていました。また、事前情報では百里のF15の部隊が宮崎の新田原基地に移動になるとの情報があり、百里でF15を見れるのはこれが最後になるとのこと。
 さらに、事前のプログラムでは百里は飛ぶだけと言った感じでしたので、岐阜に行かれる方が多かったと思います。

 百里行きを選択した私は、朝5時前には百里基地の正門前に到着するスケジュールで自宅を出発。途中、百里方面に向かう車も一昨年よりは少なく感じられ、やはり多くの人たちは岐阜を選択したのだと思ったのも束の間、よもや百里基地の正門5km手前で駐車場待ちの車列に並ぶことになった。

 この時点で今年の百里は終わったと思った。

 3時間ほど後にビタ一文動かない車列から解放されたが、時すでに遅く、百里基地のハンガー前のエプロンの規制線の最前列はおろか、二重三重と多くの航空ファンで埋め尽くされていて、ようやく確保したポジションは地上展示された航空機と航空機の間で、撮影できる範囲が極めて狭いところだった。

 移動しよう。そう思い始めた頃、隣の男性に話しかけられ移動するタイミングを失った。その男性の印象としてはストレスとは一番縁遠い社会で生活しているような、ほのぼのとした話し方をするアラフォーといった風体で、ニコンのD7200に標準ズームを装着していた。そのカメラとレンズにはご丁寧に自分の氏名と電話番号が印字されたシールを一番目立つところに貼り付けてあった。

 航空祭が始まると、やはり撮影範囲が狭いのでタキシングや離着陸で滑走路を走っている角度では全く撮影ができない。ようやく地上展示に邪魔されない高度で飛んでくれて、カメラを振ると何故だかカメラが動かない。あれ?とカメラのファインダーから目を離すと、右側にほのぼのさんがいるのだけど、座って話をしていたので気がつかなかったが、ほのぼのさんは身長が180cm以上あり、私が右にレンズを振るとほのぼのさんの頭に当たり、私の右半分は撮影できない範囲ということが判明した。

 本日二度目の終わったを感じた。

 その他、前の週にニコンSCにセンサー清掃に出したついでに、マウントの歪みをチェックしてもらったのだけれども、カメラの設定がリセットされていて、ご丁寧にAF/MF切り替えスイッチをMFにしてくれたのに気がつく頃には1番機が帰投した後だったというていたらくだ。

 そう考えると、百里に行く前からすでに終わっていたのかもしれない。




 

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